タオルの歴史とタオルの始まり
みなさん、こんにちは!
触り心地と優しさをこよなく愛す、刺繍屋の寺林です。
本日からタオルの特集を私がこのブログで綴らせていただきます!少しの間だけお付き合いください。
タオルの始まり
タオル(Towel、Toweling、Terry cloth)は、明治5年(1872年)に初めて海外から輸入された織物です。タオルの製造に必要なテリーモーションの原理は、1811年頃にフランスで考案されたと言われていて、そのときに使われた素材は絹糸。綿糸は1848年に初めて使われました。
ループパイルを持つタオルは、1850年代にイギリス人ヘンリー・クリスティーが、トルコの手工芸品であった「ターキッシュタオル」を参考につくり出したと言われています。その後ヨーロッパやアメリカを中心にタオルが生産されるようになり、初めて工業生産として行ったのはアメリカであり、1864年のことでした。
タオルが日本に輸入された頃、日本人はそれが手や体を拭くものだとは知らず、そのやわらかい感触と優れた保温性や通気性から、また、当時は輸入品が非常に高価であったこともあり、首巻きや衿巻きとして使い、タオルを「毛巾(もうきん)」とも書いていました。
現在のようなループパイルのあるタオルが日本でも一般的に使われ始めたのは、国内で盛んにつくられるようになった明治時代半ば過ぎ、1900年頃と考えられています。そして1930年頃には浴巾、バスタオル、パジャマ、ガウンなど広範囲なタオル製品が生産され、現在に至っています。
タオルはその特性から、入浴や洗顔をはじめ、スポーツなど、現代の生活に欠かすことのできないものです。さらに、その快適性がウェアの素材としても見直されています。
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世界のタオルの産地(日本含む)
世界的には中国、インド、パキスタントルコなどの綿産国、ベトナム、インドネシアが産地として知られており、北米向けはコロンビア、ブラジルなどでも生産されています。現在アメリカやヨーロッパ諸国での生産は大幅に減少していると言われています。
日本の生産地
日本では愛媛県今治市周辺と大阪府(泉州地区)が2大産地です。
いかがでしたでしょうか?
少しだけでもタオルの歴史や生産国、国内のどこで生産されているかなど、少しでも興味は湧いてきましたでしょうか?
次回はタオルの種類や品質などご案内をいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
[…] 前回のブログに引き続き、本日もタオルの魅力についてご案内をいたします。 […]